AMSO アポロ11号チュートリアル Part1 (打ち上げとTLI)
このチュートリアルでは、アポロ11号ミッションを打ち上げから着水まで通してプレイする手順について説明します。
必要なファイル
あらかじめ、以下のMODをすべてインストールしておいてください。
注意点
以下のショートカットキーを押してしまうと、その時点でミッション失敗になる可能性があります。
テンキーEnter | メインエンジンを全開にする。 テンキー以外のEnterなら問題ない。 |
J | ステージを分離する。 打ち上げを強制的に中止する。 |
自動音声
音声パックを導入している場合、特定の時間になるとタイムワープが自動で解除されます。
Ctrl+Kでこの機能を停止できます(音声が再生されなくなります)。
使用するシナリオ
使用するシナリオは、AS-506フォルダのApollo 11 step 01です。
打ち上げから軌道投入まで
ゲーム開始から30秒後にJキーを押す。(ゲーム内右上の時計で13:27:00)
5分後に自動打ち上げ&軌道投入が実行されるので、何もせず待つ。※
※音声パックを導入している場合、実際のカウントダウンの録音が再生されます。
TLI
LTMFDを開く
ロケットが軌道に乗ったら、LunarTransferMFDを起動する。
PRGをクリックしてProgram menuを開く。
NXTを何度かクリックしてProgram TLIを選択。
SETをクリック。
データを入力する
+をクリックしてModをSurfaceにする。
TIgでも同様に+をクリックしてManualにする。
Tgtでは何度か+をクリックして、Tranquillity(静かの海)にする。
左側の各項目の数字を以下のように設定する。
PeT | 75:49:50 |
PeA | 111k |
TOA | 106:30:00 |
TIg | 2:44:16 |
PeTは近月点に到着する(=月に最接近する)時刻。
PeTの時刻で月周回軌道に投入する。
PeAは近月点高度。これが月周回軌道の高度になる。
60海里≒111km。
TOAは宇宙船が目標地点の上空を通る時刻。
月に到着してから着陸まで間があるので、PeTとは別に設定しておく。
TIgはTLIのエンジン噴射の時刻。
Mod | モード |
TIg | エンジン点火までの時間 |
Tgt | ターゲット |
PeT | 近点通過時刻 |
PeA | 近点高度 |
TOA | 周回軌道が目標地点の上空を通る時刻 |
TLI | 月遷移軌道投入 |
LOI | 月周回軌道投入 |
TLIを実行する
各項目を設定したら、左下のEXEボタンをクリック。
DVボタンをクリックして、もう一度EXEボタンをクリック。
自動噴射のカウントダウンが開始する。
タイムワープで早送りして、何もせず待つ。
全自動で噴射が実行される。
噴射が終わったら、DVボタンをクリックして元の画面に戻る。
TLIに失敗するとき
LunarTransferMFDの計算がうまくいかず、TLIに失敗することがあるようです。
MFD上の軌道表示が正しくない(軌道が大気圏に入っている)場合は、いったんゲームを終了してください。
LaunchpadのCurrent stateからやり直して、もう一度LunarTransferMFDにデータを入力すると正しく計算されます。
TOAの設定
TOAは「宇宙船の軌道が、目的地上空を通る時刻」を決定します。
通常は着陸予定時刻(11号ならGET 102:45:39.9)に設定します。
しかしアポロミッションでは、着陸船を月から打ち上げて司令船とランデブーする必要があります。
以下の画像の例では着陸時刻とTOAを一致させています。
着陸した時点では、司令船の軌道は着陸地点のほぼ真上を通っています。
けれども月が自転しているため、出発予定時刻が近づく頃には遠ざかってしまいます。
TOAと着陸予定時刻をずらしておくことによって、出発予定時刻において着陸船と司令船の軌道を近づけることができます。
不要な軌道修正を減らして、帰還のための燃料を節約するのに役立ちます。
史実のタイムライン
以下のウェブサイトにて、アポロ11号ミッションの実際のタイムラインを確認できます。