ISS v3.2 STS-92 Z1トラスとPMA3の取り付け(Attachment managerの使い方)
STS-92ミッションの概要
- Z1トラスとPMA3(エアロック)をシャトルでISSまで運ぶ。
- ISSのエアロックのThermal cover(熱管理用のカバー)を外す。
- ロボットアームを使って、Z1トラスとPMA3をISSに取り付ける。
- Z1トラスの機能を有効にする。
この記事では、ロボットアームとAttachment managerを使った、Z1トラスとPMA3の取り付けについて解説します。
Thermal coverの展開
スペースシャトルをISSとドッキングさせる。
Altキーを押しながらキーボードで1を押す。
Altキーを押しながらキーボードで2を押す。
これで、ユニティモジュールのZenith(天頂)およびNadir(天底)側のカバーが開く。
Z1トラス・PMA3の取り付け
これらモジュールの取り付けには、Attachment managerを使います。
重要:ISSにCMGがインストールされた後のミッションでは、これらの作業の前にISSの回転を必ず止めてください。
(テンキーの5を押す)
Z1トラスをロボットアームで保持して、ISSのエアロックの近くまで運ぶ。※
※Attachment managerを使う場合、大雑把な位置でも結合させることができるので、ドッキングほど神経質にならなくてもよい。
重要:RMSダイアログのReleaseボタンをクリックして、ロボットアームからZ1トラスを外す。
F3キーを押して、ISSを選んでOKをクリック。
Ctrlキーを押しながらAを押す。
左下にAttachment managerの起動メッセージが出る。
キーボードのDを何回か押して、U_ZENITH(ユニティ天頂エアロック)を選択。
Qを押すと、エアロックにZ1トラスが結合される。
同様に、PMA3をユニティモジュールのNadir(天底)エアロックに取り付ける。
Z1トラスの有効化
重要:Z1トラスのような一部のモジュールは、取り付け後にCtrlキーとSpaceキーの同時押しで有効化する必要がある。
有効化したら、
Ctrl+1でKuバンドアンテナの展開
Ctrl+2でアンビリカルトレイの展開
をそれぞれ実行する。
モジュール同士をドッキングさせる場合を除いて、多くの組み立てミッションでこのようなAttachment managerによる取り付けと、Ctrl+Spaceキーによる有効化が必要になります。