地上基地を設置する

地上基地を新しく設置する方法について説明します。

基地を追加する

例題として、火星のマリネリス峡谷に基地を追加する。

あらかじめWindowsの設定を変更し、ファイルの拡張子を表示しておくこと。

基地をコピーする

Orbiterがインストールされているフォルダを開く。
Configフォルダを開く。

Marsフォルダを開く。
Baseフォルダを開く。

Olympus.cfgをコピーして、同じ場所に貼り付ける。

コピーされたファイルの名前を変更する。
Marineris.cfgという名前にする。

設定を変更する

Marineris.cfgを右クリック。
プログラムから開くでメモ帳を選択。

NameMarinerisに変更する。

Locationの座標を-59.2 -13.9にする。

VORのIDをMMR、座標を-59.2 -13.9にする。

BASE-V2.0
Name = Marineris
Location = -59.2 -13.9
Size = 500

BEGIN_NAVBEACON
VOR MMR -59.2 -13.9 114.20 500
END_NAVBEACON
Name 基地の名前 他の基地と重複しないようにする
Location 基地の座標 経度・緯度の順番
VOR VORのID・座標・周波数・有効距離 IDは自由に設定できる(上限4文字)

変更が終わったら、上書き保存してファイルを閉じる。
これで、火星にMarinerisという名前の基地が追加される。

地面を平坦にする (2016)

Orbiter2016では、一部の天体で地形が再現されるようになっている。
追加した基地の座標によっては、傾斜のために利用できないことがある。

fltファイルを追加すると、指定したエリアの凹凸を消すことができる。
D3D9Clientを導入し、Enable terrain flatteningを有効にしておくこと。

fltファイルを作成する

Orbiterがインストールされているフォルダを開く。
Texturesフォルダを開く。

Marsフォルダを開いて、新しいフォルダを作成する。
Flatという名前にする。

Flatフォルダを開く。
右クリック新規作成テキストドキュメントをクリック。

Marineris.fltという名前のファイルを作成する。

fltファイルを記述する

以下のように記述して、上書き保存する。

ELLIPSE -4300 -59.2 -13.9 1000 1000

左から、形状・標高・経度・緯度・長半径・短半径の順番で指定する。

形状はELLIPSE(楕円)とRECT(長方形)の2つから選ぶことができる。
また、行の最後に角度を追加すると、平たくするエリアの向きを指定できる。

ゲームを起動して、Marineris基地に移動する。
以下の画像のように、基地周辺の地面が平たくなっていればよい。

見本ファイル

以下のリンクから、この記事で作成したファイルをダウンロードできます。

Base-Test-Marineris