シナリオエディタ 基本操作と日時の変更
シナリオエディタを開く
LaunchpadのModulesタブをクリック。
ScnEditorにチェックを入れる。
ゲーム内でCtrlキーを押しながらF4キーを押す。
Scenario Editorを選んでOKをクリック。
シナリオを保存する
Saveをクリックすると、現在のシナリオに名前をつけて保存できる。
日時の変更
シナリオエディタを開いて、Dateをクリック。
▲ボタンをクリックするか、キーボードで直接日時を入力。
Applyと書かれたボタンをクリックすると、指定した日時に移動する。
参照:軌道要素と時刻系
Nowをクリックすると、現在時刻に移動する。
ただし、Orbiterの仕様で1分程度のずれが生じるので注意すること。
Date and time
日時を指定する。
UT(世界時)が使われている。特定地域の標準時を表示することはできない。
左から、日・月・年、時・分・秒を指定する。
Modified Julian Date [MJD]
Modified Julian Date = 修正ユリウス日。
100日後に移動したいなら、この数字に100を足す。
小数点以下は時・分・秒に相当するが、12進法ではなく10進法を使うので注意。
(例えば、0.1は10分の1日なので2.4時間になる)
西暦とMJDの変換については以下の記事を参照すること。
Vessel state propagation
シナリオエディタでのタイムワープが宇宙船の挙動にどう影響するかを決定する。
通常は、以下の設定のままにしておく。
Orbital | Propagate along osculating elements |
---|---|
Suborbital | Maintain fixed surface position |
それぞれの設定の意味は以下の通り。
Orbital | 軌道上 |
---|---|
Suborbital | 地上・大気圏内 |
Maintain fixed state vectors | 基準となる座標系に対して、現在の位置・速度を保存する。 中心天体の自転の影響を受けない。 |
Maintain fixed surface position | 地表における位置を保存する。 惑星の自転に合わせて移動する。 |
Propagate along osculating elements | 現在の軌道にしたがって移動する。 中心天体以外の重力の影響は計算されない。 |
シナリオエディタを使ったタイムワープ
シナリオエディタを使って、長距離移動でのプレイ時間を短縮できる。
宇宙船の飛行中にシナリオエディタを使って時間を操作すると、宇宙船は予測された軌道に従って、その時点のあるべき位置に移動する。
例えば、宇宙船を「半年後に火星に到着する軌道」に乗せてから、シナリオエディタで半年後に時間移動すると、一瞬で火星に到着することになる。
ただし、軌道計算が簡略化されるため、T or Rキーでのタイムワープと比べて多少の誤差がある。
惑星の重力圏から離れた位置まで移動してから実行するとよい。
注意点
ゲームの挙動が不安定になる
指定された日時によっては、Orbiterの挙動が不安定になることがある。
惑星表面が振動し、宇宙飛行士などが歩行できなくなる。
21世紀前半であれば問題ないが、20世紀や21世紀後半になると不安定になる。
惑星表面に着陸しないのであれば、宇宙船の航行にはほとんど影響しない。
キー操作に反応しない
マウスカーソルがシナリオエディタのウィンドウ上にあるとき、Orbiter本体でのキーボード操作が無効化される。
一時停止などの操作をする場合は、マウスを動かしてカーソルを外に出しておく。