Burn time calculatorの操作

注意

宇宙船の姿勢を制御する機能はありません。
ProGradeなどのオートパイロットをあらかじめ実行してください。

円軌道に投入する

打ち上げや他の惑星へ到達したときに、自動で円軌道に投入することができる。

打ち上げからの軌道投入

通常の手順で打ち上げを実行し、Apが目標高度に到達したらエンジンを停止。
左右どちらかのMFDでBurnTimeMFDを開く。

Apの手前でMDをクリック。
Time to Apoapsisに切り替える。

CIRをクリック。
Time to Ignition(自動噴射のカウントダウン)が開始する。

ProGradeオートパイロットを使って、機首を前に向けておく。
時間が来たら、自動噴射で円軌道に投入される。

遷移軌道から周回軌道へ

他の惑星・衛星まで(例:地球から月)飛行して、周回軌道に乗せるときにも応用できる。

MDをクリック。
Time to Periapsisにする。

CIRをクリック。
自動噴射のカウントダウンが開始する。

RetroGradeオートパイロットを使って、機首を後ろに向けておく。
時間が来たら、自動噴射で円軌道に投入される。

減速に必要な距離を求める

速度を入力して、減速・加速のために必要な距離を計算することができる。

惑星・衛星への着陸

相対速度をゼロにして、月などの周回軌道から地上に降下する。

OS(現在の軌道速度)を確認する。
これはOrbit HUD左上に表示されている。

BurnTimeMFDを開く。

DVをクリック。
OSの数字を入力する。

Rel. DeltaS Distanceを確認する。
これが、現在の速度をゼロにするのに必要な距離になる。

RetroGradeオートパイロットを使って、機首を後ろに向けておく。

機体を地面と平行にする。
HORZ LVLをクリック。

現在の高度を維持する。
HOLD ALTをクリック。

参照:Orbiterの基本操作 - オートパイロット

Map MFDDst(目標地点までの距離)を確認する。
Rel. DeltaS Distanceに近づいたら、エンジンを全開にする。

速度がゼロになったらエンジンを切る。

目標地点のほぼ真上にいるはずなので、位置を合わせつつホバーエンジンで降下する。

軌道上でのランデブー

ランデブー時に、相対速度を合わせるのに必要な距離を計算することができる。

参照:TransX 宇宙船とのランデブー

TransXを使ってランデブーすると、Enc. Vが表示される。

反対側のMFDでBurnTimeMFDを開く。
DVをクリックして、Enc. Vの数字を入力する。
Rel. DeltaS Distanceが表示される。

Docking HUDで、ターゲットとの距離を確認する。
同じ距離になったら、相対速度マーカーに機首を向けてエンジンを噴射する。

TransXのデータを転送する

TransXでマニューバを作成する。
反対側のMFDでBurnTimeMFDを開く。
GETをクリックすると、自動噴射のカウントダウンが開始する。

カウントダウンが終了すると、自動でエンジンが噴射される。
姿勢制御はできないので、TransXAuto-centerを使う。

少しDelta Vを残して停止するので、手動で微調整する。

使用するエンジンを切り替える

ENGをクリックすると、使用するエンジンを切り替えることができる。

Hover ホバー
Retro 逆噴射
RCS RCS

合計Delta Vを確認する

多段式ロケットの場合、合計Delta Vを正しく表示できないことがある。

BurnTimeMFDを開く。
Estimate Total dVの表示を探す。

これは「推定される合計Delta V」を意味する。

TransXでマニューバやプランを作成すると、必要なDelta Vが表示される。

これをEstimate Total dVと比較することで、そのマニューバが実行可能か確認できる。

動画