Part12 月基地への軌道修正 1回目

軌道修正を実行して、月面基地の上空を通る軌道にします。

  1. 地球の重力圏を出る
  2. 着陸予定地点を設定する
  3. 軌道修正の目的
  4. マニューバを作成する
  5. マニューバを実行する

地球の重力圏を出る

Orbit MFDを開く。

Orbit MFDの中央、一番下の行に注目する。
Gは「天体が及ぼす引力の割合」を表す。

数字の変化を確認しながら、地球を離れる。
10000倍速までのタイムワープを使う。

機体が回転を始めたら、テンキー5を押す。

Gが赤くなったらタイムワープを解除する。

Orbit MFDの基準を太陽に切り替えてみると、Gが緑で表示されている。

影響が一番大きい天体は、緑で表示される。
それ以外の天体は、赤で表示される。

つまり、現時点では地球よりも太陽の影響が大きい。
Orbit HUDと、ProGradeなどの基準が、太陽を中心に変更される。

この場所、すなわち地球の重力圏のすぐ外側で軌道修正を行う。

着陸予定地点を設定する

Map MFDを開く。

REFをクリック。
EarthMoonを選択。

TGTをクリック。
SpaceportsBrighton Beachを選択。

TransXMap MFDと連動している。
View:Encounterに情報が追加される。

Offplane Distが表示されるようになる。
これは、宇宙船の軌道から基地までの距離を表す。

月に衝突する軌道では、Min AltOffplane Distは表示されない。

セーブして再開する

Map MFDを閉じてセーブすると、着陸地点の情報が保存されない。
そのようなセーブから再開するときは、上の手順で着陸地点を再設定する。

軌道修正の目的

軌道修正マニューバの目的はふたつ。

  1. Min Alt20kにする。
  2. Offplane Dist0にする。

数km程度の誤差は無視してよい。

マニューバを作成する

TransXを開く。
Stage 2View:Encounterにする。

反対側もTransXを開く。
Stage 1View:Manoeuvreにする。

FWD Stageの変更
VW Viewの切り替え

マニューバの時刻を設定する

View:Manoeuvreに移動する。

Manoeuvre modeを選択。
++をクリックして、Onにする。

VARを4回クリック。
Man. dateを選択する。

ENTをクリック。

表示されている数字に0.02を足す。
入力したらEnterを押す。

例えば現在時刻が55282.64なら、55282.66にする。

MJDにおける0.02は、普通の時計では約30分に相当する。

マニューバを比較する

違うマニューバでも同じ結果になることがある。
必要なDelta Vが小さいものを選ぶ。

-VRをクリック。
Prograde vel.を選択する。

ADJを何回かクリック。
感度をFineにする。

Prograde vel.を操作する。
++or--をクリック。

View:Encounterで結果を確認する。
Min Alt20kにする。

ある程度近づけたら、ADJを2回クリック。
感度をUltraにして細かく操作する。

この例では、0.764で予定の高度になった。

ADJを3回クリック。Resetを選択する。
++をクリックして0に戻す。

VARを2回クリック。
Outward vel.を選択する。

++or--をクリック。
Min Alt20kにする。

この例では、6.57で予定の高度になった。

Prograde0.764Outward6.57
Progradeのほうが効率がいいとわかる。

Outward vel.Resetして0にする。

-VRを2回クリック。
Prograde vel.に戻す。

もう一度、Min Alt20kにする。

マニューバを組み合わせる

VARを3回クリック。
Ch. plane vel.を選択する。

++or--をクリック。
Offplane Dist0に近づける。

この操作をすると、Min Altも変化する。
Min Alt300kになったら止める。
月に衝突する軌道になったときも止める。

-VRを3回クリック。
Prograde vel.を選択する。

++or--をクリック。
Min Alt20kにする。

この操作をすると、Offplane Distも変化する。

もう一度Ch. plane vel.を操作する。
Offplane Dist0に近づける。

Ch. planeProgradeを交互に操作する。
目標の数字に近づくまで繰り返す。

他の方法

目標の数km以内の数字になったら、マニューバの作成を終了する。

マニューバを実行する

VWをクリック。
View:Targetに切り替える。

Begin Burn300になるまでタイムワープ。

View:Manoeuvreに切り替える。

VARを何度かクリック。
++Updatesを選択する。

++をクリック。
TransXがデータを更新して再計算する。

必要があれば、マニューバを修正する。

エンジンを噴射する

View:Targetに切り替える。

-VRを何度かクリック。
Auto-Centerを選択する。

++をクリック。
Auto-CenterOnにする。

Begin Burn0になったらエンジン噴射。
Delta Vが小さいので全開にはしない。

Ctrlを押しながら、+を何度か押す。
少しずつ出力を上げていく。

Delta V5になったら、エンジンを切る。

手動で微調整する

++をクリック。
Auto-CenterOffにする。

View:Manoeuvreに切り替える。
Manoeuvre modeOffにする。

View:Encounterを開いておく。

RCS LINにする。
テンキー6を押し続ける。

Min Alt20kにする。

次回また軌道修正する。
数km程度の誤差は無視してよい。

関連項目

他の方法

TransXを使わずに軌道修正する方法について解説している。

月基地への軌道修正 別の方法

IMFD

IMFDを使えば、このような軌道修正を自動で実行することができる。

IMFD Part6 BaseApproachとOrbit Insertで基地上空へ

アンケート

この記事の内容は理解できましたか?


動画

YouTube

ニコニコ動画