Part2 軌道面を一致させる
宇宙船とISSの軌道面のずれを修正します。
打ち上げ後の宇宙船の軌道は、ISSの軌道から若干ずれている。
このずれを解消することで、ランデブーできるようになる。
Align Planes MFDを開く
Surface MFD下の、SELをクリック。
(左側のMFD)
Align Planesを選択して切り替える。
Orbit MFDは開いたままにしておく。
ターゲットを指定する
Align MFDで、ISSをターゲットする。
TGTをクリックして、Enterキーを押す。
ISSと入力してEnter。
数字の意味
Align MFDで重要な数字は以下の4つ。
RInc | 軌道のずれの大きさ |
Rate | 軌道のずれが変化する割合 |
Tn | 次の交点までの残り時間 |
TthA TthD |
エンジン噴射時間の長さ |
緑色の円は宇宙船の軌道。
先端にPと書かれた緑色の直線が宇宙船の位置を示す。
宇宙船の軌道とISSの軌道は2ヶ所で交差している。
これらの交点(Node)を、AN or DNと呼ぶ。
AN | 昇交点 |
DN | 降交点 |
機体の向きを変える
Tnが300になるまで待つ。
タイムワープを使って時間経過させる。
(TorRキー)
2Dコクピット右側のボタンをクリック。
Orbit Normalオートパイロットを実行する。
ANに近づいているとき | Orbit Normal (-) NML - |
DNに近づいているとき | Orbit Normal (+) NML + |
1枚目はOrbiter2010、2枚目は2016
オートパイロットが機体を回転させるのを待つ。
機首がHUD上の十字線と重なっていればよい。
軌道面を一致させる
交点に到達したら、Orbit Normal姿勢のままエンジンを点火。
この噴射で、RIncをゼロにする。
メインエンジンを噴射する
TnがTthA or TthDと同じ数字になったら、エンジンに点火する。
Ctrlを押したままにする。
その状態で、テンキー+を押し続ける。
半分を少し超える程度まで出力を上げる。
噴射中はRateの数字の変化に注意する。
Rateが+になったら噴射を止める。
テンキー*を押す。
RCSを噴射する
RCSを噴射して、さらにRIncを小さくする。
RCS MODEをLINにしておく。
テンキー/でRCS MODEを切り替える。
テンキーの6or9のどちらかを押してみる。
Rateがマイナスになるほうのキーを押し続ける。
RIncを完全にゼロにする必要はないが、できるだけ小さくしておく。
オートパイロットを解除する
テンキー5を押す。
オートパイロットが解除される。
Map MFDで確認すると、両者の軌道が重なっているのがわかる。
失敗したとき
軌道のずれが小さくならなかった場合は、次のAN or DNでもう一度軌道修正する。
このとき、ANとDNでそれぞれ必要な向きが異なるので注意すること。
解説
Delta Gliderでエンジン全開にすると、Orbit Normal姿勢を維持できない。
本チュートリアルでは、エンジン出力を半分程度に抑え、その代わり噴射時間を2倍に伸ばしている。
このため、一番下のKILL THRUST or ENGAGE THRUSTの表示は無視すること。
より詳しい情報を知りたい場合は、以下の記事を参照してください。
Align Planes MFD