Part4 ランデブーの準備

ランデブー地点を設定し、高度とタイミングを一致させます。

  1. ターゲットに接近する
  2. ランデブー地点を設定する
  3. タイミングを合わせる
  4. 信号を受信する

注意

Nonspherical gravity sources無効にする。

上記の設定を有効にすると、MFDの表示が不正確になる。
ランデブーの難易度が大幅に上がるため、このチュートリアルでは無効にしておくこと。

ターゲットに接近する

時間経過させて、宇宙船がISSに接近するのを待つ。

位置を確認する

Orbit MFDを開いておく。

緑色の直線が宇宙船、黄色がISSの位置を表す。

文字が重なって軌道が見づらいときは、MODを何回かクリックする。

現在、ISSは宇宙船に対して先行している。

宇宙船の軌道高度がISSより低いので、1周するのに必要な時間は宇宙船のほうが短い。
したがって、このまま放置していれば、何もしなくても両者の距離は縮まっていく。

時間経過させる

1000倍までのタイムワープを使う。
TorRキーを押す。

距離が縮まったら、タイムワープを解除する。
円軌道の8分の1、45°を目安にする。

宇宙の昼と夜

Map MFDを開く。

白っぽい部分が昼側。
黒っぽい部分が夜側を表している。

宇宙船が、夜側の手前に移動するのを待つ。

宇宙船が夜側に入ってから加速して、昼側にApを作っておくようにすると、昼側でランデブーできる。
夜側でもランデブーできるが、昼側でランデブーするとドッキングしやすくなる。

ランデブー地点を設定する

新しくAp(遠地点)を作成し、ランデブー地点とする。
ランデブー地点での宇宙船とISSの高度を一致させる。

Orbit MFDを開いておく。

遠地点を作る

ProGradeorPRO-Gをクリック。
機体の回転が止まるのを待つ。

エンジン出力を低く抑えて噴射する。

Ctrlを押したままにする。
テンキー+を押して少しずつ出力を上げる。

MFDの左側で、宇宙船のApAを確認する。

ApA350kになったら、エンジンを切る。

ISSのPeA357.4kmである。
これを超えないようにする。

噴射した地点の反対側に、Apができる。
このApの位置でランデブーする。

高度を一致させる

宇宙船のApにおける、ISSの高度を確認する。

黄色の直線が緑のと重なるのを待つ。
重なったら、ISSのAltの数字を確認する。

この数字を暗記するか、メモを取っておく。
(画像の例では360.9km)

宇宙船をPeの手前に移動させる。
左のPeT300になるまで待つ。

ProGradeorPRO-Gをクリック。

PeT0になったら、エンジンを噴射する。
Ctrlを押しながら、少しずつ出力を上げる。

ApAを、記憶しておいた数字と同じにする。

RCS LINにして微調整する。
テンキー6or9を押す。

タイミングを合わせる

ランデブーのタイミングを一致させる。
Sync Orbit MFDを使用する。

Sync Orbit MFD

SELをクリック。
Sync Orbitをクリックして開く。

TGTをクリック。
ISSをターゲットに指定する。

MODを何回かクリック。
Ref: Sh apoapsisにする。

宇宙船のApが、ランデブー地点として設定される。

Sh-ToR 宇宙船がランデブー地点を通るまでの時間
Tg-ToR ターゲットがランデブー地点を通るまでの時間

黄色の行が、両者が最接近するタイミング。
DTminは到着時刻のずれを示している。

加速・減速して、DTminをゼロにすればランデブーできる。

DTminをゼロにする

Orbit MFDSync Orbit MFDを開く。

宇宙船をApの手前に移動させる。
左のApT300になるまで待つ。

ProGradeorPRO-Gをクリック。

RCS LINにする。

ApT0になったら、RCSを噴射する。
テンキー6or9のどちらかを押してみる。

DTminが小さくなるキーを押し続ける。
DTmin0.00にする。

Ctrlとの同時押しで、RCSの出力を抑えて細かい修正ができる。

大きく加速・減速する場合はメインエンジンを使う。
加速ならProGrade、減速ならRetroGradeオートパイロットを実行する。

注意点

Ap以外の場所で加速・減速すると、Apの高度が変わってしまう。
DTminをゼロにするときは、宇宙船がApに到達してからエンジンを噴射する。

DTminをゼロにするとき、Peの高度を下げすぎないようにする。
200km以下だと大気の影響があるので、できるだけ下回らないようにする。

信号を受信する

ISSからの信号を受信するため、周波数を設定する。

周波数を確認する

キーボードでCtrlを押しながらIを押す。
Object infoのダイアログを開く。

左上のドロップダウンメニューをクリック。
Vesselを選択して、右でISSを選択。


1枚目がOrbiter2010、2枚目が2016

ISSのトランスポンダー、ドッキングポートの周波数を確認する。

Transponder
XPDR
トランスポンダー
Docking port ドッキングポート

COM/NAV MFD

SELをクリック。
COM/NAVをクリックして開く。

ISSのトランスポンダー周波数を入力する。
NAV1131.30MHzに設定する。

ドッキングポートの周波数を入力する。
NAV2137.40MHzに設定する。

SL-orSL+ 行を切り換える
<<or>> 周波数を変更する
<or>

入力を終えたら、Sync Orbit MFDOrbit MFDを開いておく。

低い高度の目標とランデブーする

自分のほうがターゲットより高い軌道にいるときは、ApPeを逆にして考える。

  1. 時間経過させて、ターゲットの少し前方に出る。
  2. ターゲットのApAより上の高度のPeAを作る。
  3. 自分のPeAにおけるターゲットの高度を確認して、PeAの高度を同じにする。
  4. Sync Orbit MFDRef: Sh periapsisにして、DTmin0にする。

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