TransX 月(Brighton Beach)からISSまで
月とISSはそれぞれ異なる軌道面を周回しているため※、月面基地からISSへと飛んでランデブーするときは、打ち上げのタイミングと方位をあわせる必要があります。
※何も準備をせずに月から地球へ飛んだ場合、ISSとの軌道面のずれ(Align MFDのRInc)がとても大きくなってしまうことがある。
タイミングを待つ
F3キーを押して、いったんISSに乗り換える。
Map MFDでOrbit linesをOrbit planeにする。
TGTをクリックしてMoonをターゲットする。
シナリオエディタを使って時間を進める。
[DD](日)もしくは[h](時)を使う。
月がISSの軌道とおおよそ重なる位置に来るようにする。
フライトプランを作成する
ふたたびF3キーを押して、月面上の宇宙船に戻る。
TransXを開く。
Stage1のSelect TargetでEscapeを選択。
FWDをクリックしてStage2に進む。
VWをクリックしてView:Eject Planにする。
--をクリックしてPrograde vel.を操作する。
黄色い点線が中心の地球のそばを通るようにする。
View:Setupに切り替える。
Select TargetでISSを選択。
TransXを使ったランデブー
Scale to viewでTargetを選択。
Graph projectionでPlanを選択。
ふたたびView:Eject Planに戻る。
VARをクリックして、Ch. plane vel.を選択。
ADJをクリックして倍率をMediumにしておく。
Ch. plane vel.を操作すると、ISSの軌道(青い円)の傾きが変わる。
ISSの軌道がほぼ完全な円になるように、自機の軌道(黄色い点線)がそのそばを通るようにする。
Prograde vel.とCh. plane vel.の両方を操作する。
マニューバを実行する
打ち上げ、月軌道脱出のマニューバについては、チュートリアルで説明した内容を参照してください。
Orbiterチュートリアル Part17
マニューバの作成とプランの消去が終わったら、Stage2のGraph projectionをFocusにしておく。
自機の軌道(緑の線)が、ISSの軌道のそばを通るようにする。
このままマニューバを実行すれば、軌道面のずれを小さく抑えることができます。
地球に戻ってからAlign MFDを使うとき、Ref Moonになっている場合はREFボタンをクリックしてRef Earthに切り換えてください。
道中の軌道修正のマニューバでOutwardを使うと、地球最接近の時間を遅らせることができます。
これを使って直接ISSとランデブーすることも可能です。