Orbiter2010とOrbiter2016の違い
Orbiter2010からの変更点についてまとめました。
要求スペック
2010 | |
---|---|
2016 |
- D3D9Clientを利用する場合は、DirectX9.0cが必要
- 高解像度テクスチャを導入する場合は、合計で3GB程度の空き容量が必要
- 高解像度テクスチャを導入する場合は、合計で100GB程度の空き容量が必要
日本語化
Orbiter2016のシナリオファイルを日本語化するパッチを作成しました。
Orbiter2010には対応していません。
地形
地球・月・火星の表面に山や谷などの地形が追加されました。
D3D9Client
海などの水面に波のエフェクトを再現できるようになりました。
D3D9Clientが必要です。
月や火星の地表に細かいクレーターや石などを表示できるようになりました。
D3D9Client+マイクロテクスチャが必要です。
レンズフレアやグローなどのエフェクトが利用可能になりました。
D3D9Clientが必要です。
風の再現
大気圏内で風が吹くようになりました。
ParametersタブでAtmospheric wind effectsにチェックを入れると有効になります。
着陸時に横風に流されるようになるので、操縦がやや難しくなります。
着陸
2016では着陸関連の仕様が大きく変更されました。
裏返しで着地すると、ひっくり返ったまま動けなくなることがあります。
2010では、自動で正しい向きに上下が修正されるようになっていました。
また、2機以上の宇宙船がドッキングした状態で着陸できるようになりました。
2010では、ドッキングしたまま着陸するとエラーが発生します。
MOD(アドオン)の互換性
Orbiter2010・2006向けのMODの中には、2016で正常に動作しないものがあります。
2016で着陸関連の仕様が変更されたため、2010仕様の宇宙船は正常に着陸できないようです。
また、旧バージョン固有の機能を実装しているMODは、2016では起動しないことがあります。
MODの作者が2016対応版を出すのを待つか、2010と2016の両方をインストールすることをおすすめします。
公式フォーラムにて、2016で使えるMODがまとめられているので参考にしてください。
Add-ons working in Orbiter 2016
操作
基本操作はほとんど同じですが、いくつか変更点があります。
TransXなどのMFDの操作に変更はありません。
ISSとのランデブーや惑星間航行に関しては、どちらも同じように操作できます。
RCSとエアブレーキ
RCSの切り換えノブの右クリックが廃止され、左クリックのみで操作するようになりました。
キーボードBでエアブレーキ半開、2度押しで全開、Alt+Bで閉じるようになりました。
メニューの表示
ゲーム内メニューを自動で表示する・隠すようになりました。
画面上部で右クリックすると、メニューの表示方法を変更できます。
スクリーンショット
スクリーンショットを撮影できるようになりました。
Ctrlキーを押しながらPrintScreenキーを押してダイアログを開く。
Take snapshotボタンをクリック。
orbiter\capture\imagesフォルダに、スクリーンショットが保存されます。
オートパイロット
デルタグライダーのホバー・メインエンジンのジンバルを制御できるようになりました。
自動・手動に切り替えて操作できます。
HOVER ALTはホバーエンジンを使ったオートパイロットです。
ALTで高度を、VSで降下・上昇速度を設定します。
HOLDボタンをクリックすることでオートパイロットを開始します。
スペースシャトルにも、新しいオートパイロットが追加されました。
ModulesタブでScriptMFDにチェックを入れてください。
宇宙船の姿勢を制御するAttitude RCS。
スペースシャトルの自動打ち上げが可能なAscentAP。
これらのオートパイロットが利用できるようになります。