Part22 地球―金星間の軌道修正
地球―金星の惑星間宇宙で軌道修正します。
軌道修正のタイミング
Stage 2のView:Eject Planを開く。
TOF (days)を確認する。
行程の2分の1~4分の3で軌道修正する。
このタイミングについては下の解説を参照。
タイムワープ最大、100000倍速にする。
この例では、移動に約120日かかることがわかっているので、90日ほど経過させる。
現在時刻は画面右上の情報メニューに表示されている。
タイムワープ中、TransXの軌道予測が変動することがあるが、無視してよい。
Stageの自動消去
地球を離れると、最初のStageが消去される。
3つあったStageが2つになる。
View:Escape Planが消える。
Stage 1でView:Eject Planが表示される。
マニューバの作成
必要な日数が過ぎたら、タイムワープを解除。
軌道修正のマニューバを作成・実行する。
View:Encounterを確認する。
Min Altを300kにする。
マニューバの作成・実行手順は月飛行と同じ。
着陸やランデブーは行わないので、軌道の高さだけを設定する。
二度目の軌道修正
Orbit MFDを開く。
REFをクリックして、Venusを選択。
PeTを確認しながら、金星に接近する。
タイムワープで時間経過させる。
Orbit MFDの一番下のGを確認する。
Gが緑になったら、タイムワープを解除する。
金星の重力圏内に入ったら、軌道修正する。
Gが0.90になったら、もう一度軌道修正する。
金星の周回軌道に投入する。
手順は月周回軌道に投入したときと同じ。
これにてOrbiterチュートリアルを終了します。
誤字脱字・リクエストなどがありましたら、下のコメント欄にお願いします。
解説
タイミングが早ければ早いほど、少ないDelta Vで軌道修正できる。
一方で、目的地に近ければ近いほど、軌道予測は正確になる。
あまり早めに軌道修正しても、予測が外れてしまって意味がない。
ある程度時間を経過させたほうが、無駄が少ないということになる。
関連項目
金星には濃い大気があるため、ほとんどの宇宙船は離着陸できない。
このような着陸不可の天体を出発点としたフライトでは、以下のテクニックが応用できる。